2010年7月14日水曜日

タキガワ君に捧ぐ

日本を出る前,学生時代の友人タキガワ君から「メルボルンの近くにミミズ博物館というのがあるから調査するように」との命を受けておりました。というわけで,忘れないうちにミッションを遂行することにした。だがしかし,それだけのために遠出するのもバカみたいなんで,いろいろ調べてみたら,フィリップ島にペンギンパレードを見に行くツアーがそこに寄ることが判明。まぁ,ミミズを見に寄るわけではなく,併設されている自然動物園でコアラとかカンガルーを見に寄るんだけどね。普通の人はね。

で,先日ツアーをブッキングしたというわけ。諸般の事情があって,地球の歩き方などでもおなじみ Mr.John の日本語ツアーというのに参加することにした。で,以下は僕と John さんとのメールのやり取り。

コジマ
「ツアーで立ち寄る自然動物園はBass にある巨大ミミズ展示館があるところでしょうか?」

ジョン
「そうです!でもミミズ博物館もう閉まってしまいましたでもミミズについて説明や写真が張ってありますから興味があれば喜んでご案内します!」

というわけだ。タキガワよ,ミミズ館は潰れていたぞ。 

ミッション・インポッシブル!

しかし,一応建物は残っているということだし,写真程度の展示はあるらしいので,何はともあれ行って来ましたよ。

メルボルン市内を出て車で走ること 1 時間と 20 分。やってきましたミミズ,じゃなかった自然動物園。いやぁ,見てびっくり。本来,巨大なミミズ型の建物だと聞いていたんだが,ミミズの姿であるはずのゲートはカラフルなアボリジナル・アートでポップに衣替えしてました!


ちなみに,館内で写真展示されていた在りし日の姿は下の通り。おえー。ちなみに,昔は入口んとこに「高田純次もビックリ」とかいうマヌケなパネルまであったらしいぞ。


ちゃんとミミズの写真もありましたよ。


このミミズ,Giant Gibbsland Worm といって,最長で 5m くらいになるんだそうだ。ヴィクトリア州でもメルボルンなどには生息しておらず,この辺りの Gibbsland 地域にしかいないらしい。5m というと縄跳びとかできそうな長さだが,ふつうのミミズと違ってちぎれても再生しないので,「縄跳び≒殺生」になるらしいですよ。良い子はマネしちゃいけません。反捕ミミズ団体から攻撃されかねない。

というわけで,少々消化不良だがミッション終了。

一応,一般の観光客らしいことをしてきた証拠も見せときます。あいにくの雨でしたが。


ちなみに,ツアーの本来の目的地であるフィリップ島には夕方 5 時過ぎに到着。午後 6 時ちょい前くらいから,体長 30 センチくらいのリトルペンギンが海から上がって来て巣に帰る様子を見ることができました(写真撮影は禁止)。大体 20 ~ 30 羽の団体ごとにやってくるんだが,トータルで 300 ~ 400 羽は見られたと思います。幸運 (?) なことに交尾しているペンギンというものも見られた。これは言葉で説明すると結構生々しいので,ここではやめときます。有害ブログとか言われたら困るし。

雨で寒かったけれど,平日休んででも行った甲斐はあったと思います。ペンギンだけでなく,ミミズもね。

以上,ミッション報告終了。

追伸:
ヨメからメールで,上の子が熱を出して入院したとのこと。ちょい心配。この辺が海外単身赴任のつらいとこだね。しかも,今日は遊んでしまったし。

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