まぁ,ほぼ下馬評通りという感じだったが,一応,主要 6 賞についてボクの予想と結果をまとめると以下のような感じ。
予想 | 結果 | ||
作品賞 | 英国王のスピーチ | 英国王のスピーチ | ○ |
監督賞 | デイヴィッド・フィンチャー (ソーシャル・ネットワーク) | トム・フーパー (英国王のスピーチ) | × |
主演男優賞 | コリン・ファース (英国王のスピーチ) | コリン・ファース (英国王のスピーチ) | ○ |
主演女優賞 | ナタリー・ポートマン (ブラック・スワン) | ナタリー・ポートマン (ブラック・スワン) | ○ |
助演男優賞 | クリスチャン・ベイル (ザ・ファイター) | クリスチャン・ベイル (ザ・ファイター) | ○ |
助演女優賞 | メリッサ・レオ (ザ・ファイター) | メリッサ・レオ (ザ・ファイター) | ○ |
というわけで,監督賞のみ外してしまった。監督賞は,デイヴィッド・フィンチャーか,『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキーあたりに行くんじゃないかと思ってたんだけど,結果は主要どころを『英国王のスピーチ』が持って行ったということか。
ただ,『英国王のスピーチ』も 12 部門のノミネートで受賞は 4 賞のみ,上の 3 賞に加えてオリジナル脚本賞を獲ったのみだったので,序盤はどうなることやらと思ってしまった。
個人的には,イチ押しの『ザ・ファイター』が助演賞 2 つを獲ったことは素直に喜びたい。しかし,これら 2 賞にはジェフリー・ラッシュとジャッキー・ウィーバーもノミネートされていて,彼らが受賞を逃したのは若干残念ではあるけれど。
残念だったのはコーエン兄弟の『トゥルー・グリット』。『英国王のスピーチ』に次ぐ 10 部門のノミネートを受けながら受賞はゼロ。彼らの作品としても地味めだったことが災いしたか。一方,効率的だったのは『インセプション』(8 部門中 4 部門受賞)。さもありなんとは思うが,技術賞関係をほとんど持ってった。
司会はアン・ハサウェイと『127 時間』で主演賞にもノミネートされてたジェームズ・フランコ。最初はどうなるかと思っていたが,可もなく不可もなくと言ったところか。途中,ボブ・ホープの映像を使ったところもあったけれど,やっぱりビリー・クリスタルあたりがやっていた頃の方がショーとしては面白かったような気がするなぁ。
あまりサプライズはなかったけれど,まぁまぁ楽しめた。
しかし,ジャッキー・ウィーバーが受賞を逃したことで,"Animal Kingdom" の日本リリースがさらに遠ざかったような気がする。どうなる??
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