2011年2月27日日曜日

酔いどれ天使

クロサワ映画にこんなのがあったが,今日は映画の話ではない。

お隣のマツモト先生一家が今週帰国する。その前にこっちで気に入ったビールを生で呑みに行きたい,ということで,フィッツロイにある Little Creatures Dining Hall にご案内。ここのペールエールがご夫婦のお気に入り。Little Creatures は西オーストラリアのフリーマントルにあるブルワリーだが,メルボルンにはここのダイニングホールだけがある。ここのビールは比較的流通量が多くて,オーストラリア国内どこに行っても酒屋で手にすることができる。

かわいらしい天使のエンブレムでおなじみ。


しかし,この天使が右手に持っているのは実はビアジョッキ。シルエットではわからないが…


細部が明らかになると,実はあんまりかわいくない。トンだドランクン・エンジェルなのであった。

さて,ここのレギュラービールであるピルスナー,ペールエール,ブライトエール,アンバーエールの他,今日は,シングルバッチの East Kent Goldings Ale が出ていたので,僕はそれをオーダー。実は,昨日 Hawthorn にある Slow Beer でボトルを 1 本購入していたんだが.どうせならタップで,ということで…

 

クリスタルモルトを使っているんだろうと思うが,色は金色よりも少し琥珀色がかっている。香りは,ハーブ系の香り…というよりも,いわゆる干し草や土のような香りに近い。East Kent Goldings ってもっと華やかな香りがしそうなイメージがあるが,どうなんだろ。スタイルとしては典型的なイングリッシュ・ペール・エールだと思う。ボディはミディアムで,苦味は強すぎないが,比較的しっかりしている。その背後で,ややモルト由来の甘みを感じる。

ただ,「典型的」と表現したように,あまりチャレンジングな感じはしない。East Kent Goldings を使ったシングルホップのエールだとしても,ホップの特徴もそれほど強く出ていないような気もするし,悪くはないけれど,distinctive とは言い難いと思う。少し残念かな? まぁ,贅沢言っちゃいけないが。

ビールを呑んだ後は,ぶらぶら歩いてアパートまで帰った。途中,イタリア人街 Lygon St. ではお祭りをやっていて,世界最長のピザを焼いてギネスにチャレンジみたいなイベントも行なわれていたらしい。


どうやら終わった後っぽかったが,びっくり世界新記録は達成されたんだろうか。

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