昨夜,Collins St. の Regent Theatre にチック・コリア率いる Return to Forever IV の "Hymn of the Seventh Galaxy Tour 2011" メルボルン公演を見に行ってきた。
いやぁ,何とも贅沢な空間だった。ステージにはチック・コリア (p/key),スタンリー・クラーク (b),レニー・ホワイト (Ds),フランク・ギャンバレ (g),ジャン・リュック・ポンティ (vl) という豪華メンバー。僕の持っているフライヤーではギターはビル・コナーズになっていたが,今回のツアーはオーストラリア出身の名ギタリスト,フランク・ギャンバレが正式に参加している。
前半のステージは全体にロック色の強いサウンド,後半は一部,アコースティックな "unplugged" とでもいうべき演奏を含んだものだった。しかし,チックとスタンリーがこのバンドで組んでから 40 年近く経つわけだが,円熟したプレイヤー達が楽しみながら余裕の演奏を繰り広げる様を間近に見ることができて大満足(座席は前から 6 列目だった)。とにかく,リラックスしている風に見えて,軽~い感じで物凄い演奏をするんだから,ひと味もふた味も違う。スタンリーとレニー・ホワイトのリズム・セクションの掛け合いなんて鳥肌が立つようだった。
スタンリー・クラークが上原ひろみをフィーチャーしてリリースした昨年のアルバムは,日本盤ボーナストラックを聴きたかったので,こっちでは買わず,ネット購入して東京の自宅に配送してある。帰ってから聴くのが楽しみだ。
上原ひろみのブログを見ると,スタンリーは 2/6 まで極寒のセントルイスで彼女と共演していたらしいから,その直後,南半球までやって来たようだ。一方の上原ひろみは,2/10 にブルーノート東京で行なわれたリー・リトナーのステージを見に行っていたらしい(布袋サンのツイートによる)。アルバム "6 String Theory" も素晴らしかったし,このリー・リトナーのステージ,東京にいたら,絶対に見に行っていたと思われるだけに悔しい。リー・リトナー + マイク・スターン + 布袋寅泰のトリプル・ギターにサイモン・フィリップスのドラムス。いやぁ,こんなのなかなか見られるもんじゃない。生で体感したかったなぁ(布袋氏のブログも参照。素敵な写真がたくさん見られる!)。
ブルーノート東京のブログによれば,このステージは BS フジで放映されるのと DVD リリースも予定されるらしい。悔しいけど,それを楽しみにしよう。
世界中にいい音が溢れている。
近いうち,エジプトにもこんな音楽が流れるだろうか。
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