2010年11月21日日曜日

明確な目的を持った散歩

は…散歩と呼んでいいのか?

まぁ,よくわからないけれども,昨日,結構歩いたので,今日は買い物をしたりアパートの周りをブラブラするくらいにしておこうと思った。午前中は軽くジョギング。昼を食べた後,買い物。その後,散歩に出かけることにした。

で,その散歩に明確な目的があったわけ。前にも一度行ったんだが,アパートから北東の方面に歩いて 30 分くらいのところ,ノース・カールトンと呼ばれる地域に Rathdowne St. という通りがあって,そこに The Great Northern Hotel というパブがある。ここを目指した。

そうそう,今日はビールの話ですよぉ。

前にここに来たのは 5 月頃だったと思うので何と半年ぶりの再訪。近いのに…前に来た時はタップで 2 杯くらい飲んだだけだったが,その後で Tasting Paddle なるものがあることに気がついて,その時「また来よう」と誓ったんだが,実は今日まで忘れていた (^^;

ここはオーストラリアの地ビールが常にタップで 10 種類以上供されている。Tasting Paddle は 12 ドルで,好きな 5 銘柄を選び,ワイングラスくらいのサイズで出てくる。今日はこれをオーダー。


というわけで,気に入った順に簡単なテイスティングノートを記す。
  1. Feral Hop Hog IPA (写真の 1 番):
    これ,多分以前にどこかで呑んだことがあるような気がするが,すごく美味い。写真では薄い色に見えるけれど,左から日が射しているので,本当はもう少し濃い琥珀色。バラの花束のようなノーブルな香りに,グレープフルーツを思わせるシトラス系のアロマが混じる。酸味や甘みは強くないけれども,やはりグレープフルーツのような強い苦みに特徴がある。後味もその苦味が長く続き,甘酸っぱいフレーバーも少し残る。

  2. Hargreaves ESB (写真の 3 番):
    これは挑戦的なビールだ。こっちの人はこの香りをどう表現するんだろう?日本人的にはこれはアレですよ。奈良漬!こりゃ独特な香りだ。強いて言うなら熟した南方系のフルーツのような香りもあるかなぁ,マンゴーとかパッションフルーツとかね。やはり強い苦みに特徴があるんだけど,モルティな甘みもある。これはねぇ,やっぱり甘辛~いキュウリの奈良漬なんかと合わせると絶品だね。

  3.  Grand Ridge Stout (写真の 4 番):
    最初はモルティな香りが来る。というより,これまた日本人的には麦茶を思い浮かべるかも。口に含んで広がるのは深煎りのエスプレッソのようなアロマとキリマンジャロを思わせるような酸味と苦み。甘みは思ったよりも強くない。ただ,ボディは思ったほど重たくなかった。期待としてはもう少し甘みと重厚感があれば,ってところか。

  4. Feral Belgian White (写真の 5 番):
    これはスパイシーな濁り系のホワイトエール。レモンかオレンジのようなシトラス系の香りとコリアンダーの香り。ちょっと乳酸に似た香りも出ているかなぁ?苦味はほのかで,甘みよりも酸味が強い。この辺も本場のベルジャンホワイトを意識した出来かもしれない。ただ,個人的にはウィートビアは好きなスタイルなので,どうしても辛口になってしまうね。

  5. Mountain Goat Steam Ale (写真の 2 番):
    ホップ由来のシトラス系の香りとモルティな甘み,ほどよい苦みが感じられるけれども,期待したよりは目だった特徴に乏しい出来。ひょっとして小麦麦芽も少し使っていたりするかなぁ?さっぱりしたフィニッシュで,今日みたいな暑い日にグビグビいくのにいい感じのビール。
今日のナンバー 1 に選んだ Hop Hog は,ここのパブでもお薦めの一品らしい。何が一番良かったかって聞かれて,Hop Hog だと答えると,「そうだろ,そうだろ」って感じだった。

今日はゲストビールで,Holgate Brewery の ESB が来ていたので,それを pot でもらって,テラスでひなたぼっこしながらゆっくりといただいた。


う~ん,完璧な午後だね。

0 件のコメント:

コメントを投稿