2011年3月18日金曜日

近況報告

えー,いろいろありました。

ここ 2,3 日サボってたんで,生きてることの証明に手短に近況報告します。ただ,ちょっとずつ日本と関わりがあるのがおもしろかったりする。

16日(水) 
メルボルンパークの Rod Laver Arena にサンタナのライヴを見に行きました。座席はアリーナ席前から 7 列目でかなり砂かぶりに近い。前のおねーちゃん 4 人組がずーっと立ち上がって踊りまくっているもんで,必然的にずっと立ち見。いやぁ,でも楽しかったね。カルロス・サンタナ,ちょい説教臭かったけどね。フロント・アクトのバンドのヴォーカルが「東京」って書いた T シャツを着て出てきたり,カルロス御大もステージから日本に祈りを捧げ,会場から拍手が起きるなど,日本人的には落涙必然な出来事もありました。満足。

17日(木)
仕事を早めに切り上げ,16:30 から Federation Square で行なわれた Microbrewers Showcase という地ビールのテイスティングイベントに知り合いの Tommi と一緒に出かけました。会場では,Thunder Road Brewing ヘッドブルワーの Harvey とも遭遇。彼は,僕のことを「コジマサン」と呼んだり,ブログのアドレスから「Mr. Wizard」と呼んだりする。いや,そんな大した者ではないんですけど。今回,僕の一番のお気に入りは,これまで出会ったことのないブルワリー Boatrocker Brewery のピルスナー Hoppbier。ジャーマンスタイルのピルスナーだけれども,フルーティなアロマとフレーバーに溢れていて,ひと味もふた味も違う。本当に美味かったです。3 時間近く,美酒に酔いました。その後,Little Lonsdale Street の Horse Bazaar というバーで Fundraiser for Japan というイベントがあるということで覗いてきました。普段あまり日本人コミュニティと関わりがないので,この 1 年で一番日本人密度の多い空間に身を置いた気がした。がんばれニッポン。

18日(金)
今日は,午前中,メルボルンのシティから少し離れた Monash 大学の Clayton キャンパスに行って来ました。目的は,米プリンストン大学の Sergio Verdu 先生の講演を聴くため,講演題目は "Non-Asymptotics in Information Theory"。情報理論では,データサイズが無限長の場合の漸近的性質を考えて通信路容量などを評価するけれども,現実のパケット通信などにおいて,パケットサイズが有限長だった場合に,容量からどの程度のマージンが生じるか,というのを理論的に考察したという話。とはいえ,統計量で議論することに変わりはないわけで,どちらかというと現実的な符号そのものを用いた通信方式を考えることが多い自分としては,興味深い内容。Verdu 自身もヴィクトリア州に来たのは初めてだってことで,遠出したかいがあった感あり。ちょっと PR 不足で聴衆が少なかったのは何とももったいない感じがあったけど。

ちょっと早めに会場に着くと,まだ普通に学部の授業が行われていました。Monash を数年前に退職したという先生も来ていて,授業が終わるまで廊下で雑談していたんだけれども,「Undergraduate の学生は歳を追うごとに幼く見えていく気がする」とボヤくので,「学問的にも精神的にもね」と僕が応じると「そそそ,そうなんだよ,その通り!」だってよ。日本でも豪州でも,教育機関が抱える問題は共通しているらしい。ちなみに,僕が日本人だと知ると,彼も僕に家族や友人は大丈夫か,と聞いてきました。ホント,今,世界の中心は日本です。特に愛は叫ばないけど。

19日(土)
おいおい,まだやがな。まぁ,あぷろきしめっとりーいこーるではあるけど。というわけで,明日は,昼からメルボルン CBD にある Japaneasy で日本とクライストチャーチ支援のためのチャリティーマーケットがあり,僕も裏方として協力する予定です。こういうお祭り的なイベントは昔の血が騒ぐっつう感じがあるね。今回の震災は戦後最大といわれているけれども,東北地域は東京ほどの大空襲は受けなかったわけだから,ある意味,過去 100 年で最大の大惨事と言えるのかもしれませんね。サンタナも,そしてメルボルンに住むオージーたちも日本のことを気にかけている。世界中が日本を応援しています。我々の活動も少しは日本のためになればなぁ,と思っています。

明日のマーケットは 18:00 まで続くんですが,僕は 17:00 頃失礼して,アデレードへ飛びます,飛びます。

多分,明日のこのページはアデレードからお伝えします。

したっけ,ばい。

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