今日は,ここに来て初めて集中して仕事した感じです。アパートでは,食事が 3 食とも付いているんだけれど,昼はあらかじめ伝えておくと,サンドイッチなどの弁当を作っておいてくれる。今日はそれにチャレンジしました。だから朝オフィスに行って夕方まで建物から出なかった。これはこっちに来て初めてのことでした。〆切過ぎてる査読とか,ちょっとした事務仕事とかこなしました。
昼を食べながら,ウェブでメルボルンのイベント情報なんかを見ていた。知らなかったけれど,今,ドイツ映画祭というのをやっていることがわかりました。見に行きたいと思ったけれど,調べたら,全部売り切れてた…
そりゃそうだ。この週末までが会期らしいからね。これからチケット買うやつなんざぁ,いないやぁね。
ついでに,今,街の映画館で何やっているかなんてのも調べました。街の中心部には大きな映画館やアイマックスシアターもあるし,実は名画座もある。大学の近くの Lygons St. にも映画館があるので,その辺りではそれなりに楽しめそうです。日本で見逃したティム・バートンの Alice in Wonderland は,こっちではロードショーは終わっているけど,名画座でやるらしいので,ちょっと覗いてこようと思います。
それと,5月21・22日とメルボルンで Beer & Brewer Expo ってビアフェスがあるらしい。これは行かねばってことで,さっそくネットでチケットを押さえました。
仕事してたはずなんだけどなあ。まぁ,いっか。まだ 1 週目だから :-P
2010年4月30日金曜日
2010年4月29日木曜日
オフィス
昨日予告した通り,僕が滞在している CSSE(Department of Computer Science and Software Engineering)のビルをご覧に入れます。このビルの4階に部屋があります。
部屋の中の様子はこんな感じ。デスクトップは今の状態では使えないので,まだ放ったらかしてあります。もっぱら,持参したノート PC が頼りです。
今日は,ID カードを作りに行きました。これで時間外の建物へのアクセスなどもできるし,申請すれば図書館などの大学の施設も職員と同様に使え るようになります。それは明日かな?
知らないうちに大学でのメールアカウントもできていたようなので,PC のメールソフトに POP で取り込めるように設定しました。テストも兼ねて,新しいアカウントから何人かに挨拶状を送りました。みなさまお騒がせしました。
さて,のんびりしてたんだか,慌ただしかったんだか,よくわからなかった 4 月も明日で終わりです。
部屋の中の様子はこんな感じ。デスクトップは今の状態では使えないので,まだ放ったらかしてあります。もっぱら,持参したノート PC が頼りです。
今日は,ID カードを作りに行きました。これで時間外の建物へのアクセスなどもできるし,申請すれば図書館などの大学の施設も職員と同様に使え るようになります。それは明日かな?
知らないうちに大学でのメールアカウントもできていたようなので,PC のメールソフトに POP で取り込めるように設定しました。テストも兼ねて,新しいアカウントから何人かに挨拶状を送りました。みなさまお騒がせしました。
さて,のんびりしてたんだか,慌ただしかったんだか,よくわからなかった 4 月も明日で終わりです。
2010年4月28日水曜日
Connected
昨日から大学に出てきました。部屋も個室が用意されていたので,ここでしばらく暮らすことになります。初日は,前に使っていた人が残していったものがいくつか放置されていたので,少し整理を。使えそうなものはいただき,どうにもならないものは(とりあえず捨てずに)おそらく使わないだろうキャビネットの一番下の段に隠しました。
ネットワークは有線でも無線でも利用できるということだけど,いずれにせよ,MACアドレスとか利用しているOSとかPCの型番とかを申告しなければなりませんでした。メモって担当者に渡すと10分くらいで接続。これで大学から外界とつながることができました。アパートの回線は従量制なので,基本的にここでいろんなことを済ますのが安上がりで便利かもしれないな。いちいち大学に出てくるのはめんどくさいけど(きちんと来いよってか?)
初日はいろいろバタバタして,何人も紹介されて(覚えられるか!),あっという間に一日が過ぎたので,今日からぼちぼち生活のペースをつかみたいと思います。
あ,僕がいるビルの写真でも載せればよかったか?撮るの忘れてた。明日貼り付けます。
ネットワークは有線でも無線でも利用できるということだけど,いずれにせよ,MACアドレスとか利用しているOSとかPCの型番とかを申告しなければなりませんでした。メモって担当者に渡すと10分くらいで接続。これで大学から外界とつながることができました。アパートの回線は従量制なので,基本的にここでいろんなことを済ますのが安上がりで便利かもしれないな。いちいち大学に出てくるのはめんどくさいけど(きちんと来いよってか?)
初日はいろいろバタバタして,何人も紹介されて(覚えられるか!),あっという間に一日が過ぎたので,今日からぼちぼち生活のペースをつかみたいと思います。
あ,僕がいるビルの写真でも載せればよかったか?撮るの忘れてた。明日貼り付けます。
2010年4月27日火曜日
アンザックデイ
さて,メルボルン2日目。月曜日ということで,今日から大学かと思うでしょ? ところが,今日は,アンザックデイという祝日。大学はもちろん,役所やいくつかのお店も閉店だったりします。ただ,市の中心にあるショッピングモールやスーパーはやっているので,街の中心まで情報収集と買い物にでかけました。
街の玄関口であるフリンダース駅そばの Federation Square に観光案内所があるということで,そこで一通りの情報を入手。そのあと,こまごまとしたものを買ったりして過ごしました。Federation Square にある Taxi Dining という店はビアカウンターがあって,かなり大勢の人がテラスなんかでビールを呑んでいた。これは行くでしょ,というわけで,僕も一杯注文。Alpha Pale Ale というのを呑みましたが,カスケードが利いていてなかなか良かった。ホップの香りよりも苦味がより強くて,もう少し華やかな香りがあってもいいかな? とは思ったけれど。オーストラリアは大手が作る市販のビールはあまり期待していなかったけれど,マイクロブルワリーのものはそれなりに期待できるかもしれません。
夕方,アパートからすぐの Princes Park を散策しました。ここには AFL のカールトンがかつて本拠地にしていた競技場なんかもあります。子供の遊び場もあって,もし子供が一緒だったらいいスポットですね。公園の周辺はジョギングやウォーキングをしている人も多かったです。僕もやるかな。
街の玄関口であるフリンダース駅そばの Federation Square に観光案内所があるということで,そこで一通りの情報を入手。そのあと,こまごまとしたものを買ったりして過ごしました。Federation Square にある Taxi Dining という店はビアカウンターがあって,かなり大勢の人がテラスなんかでビールを呑んでいた。これは行くでしょ,というわけで,僕も一杯注文。Alpha Pale Ale というのを呑みましたが,カスケードが利いていてなかなか良かった。ホップの香りよりも苦味がより強くて,もう少し華やかな香りがあってもいいかな? とは思ったけれど。オーストラリアは大手が作る市販のビールはあまり期待していなかったけれど,マイクロブルワリーのものはそれなりに期待できるかもしれません。
夕方,アパートからすぐの Princes Park を散策しました。ここには AFL のカールトンがかつて本拠地にしていた競技場なんかもあります。子供の遊び場もあって,もし子供が一緒だったらいいスポットですね。公園の周辺はジョギングやウォーキングをしている人も多かったです。僕もやるかな。
出発から到着まで
ビザが発給されたのが 4/21 でその日のうちに,以前から取引のあったHISの法人関係の担当者に電話して,航空券を押さえてもらいました。早く出発できるものでは,土曜の夜に成田を発つ香港経由のキャセイパシフィック便と,日曜の夜に発つシドニー経由のカンタス便がありました。家族が成田まで送りに来るということもあり,日曜の夜だとそれから家に帰って月曜を迎えるのはちょっと厳しいということ,それと,少し安かったということで,キャセイ便を取ってもらうことにしました。しかし,実はこのキャセイ便,香港からメルボルンがダイレクトではなく,アデレードでトランジットがあるということで,実際は2回乗り換え,まぁ,安いし,家族的にも便がいいので,よかったとは思うけれど,南に下るだけで19時間はいささか時間がかかりすぎかと......あと,GW にさしかかってしまったので,料金が跳ね上がっているのも問題だったけど,これはどうしようもない......
とにもかくにも,24日(土)の夜に成田を発ち,24の深夜に香港で乗り換え,25の昼前にアデレードで乗り換えて,現地時間 25日(日) の 13:00 にメルボルンに到着しました。
空港では,Udaya さんが迎えに来てくれるということだったけれど,入国審査や税関をすませ,荷物を受け取って到着ロビーに出ても姿が見えない。どうしたのかなーと思って,彼の携帯の番号を調べようと PC を立ち上げている間にやっと現れた。僕が出てくるのが遅いので,何かあったかと思い,右往左往していたらしいです。
というわけで,彼の車でアパート(University College)まで送ってもらいました。アパートはキッチン付きの1人用と聞いていたけど,キッチンはシンクはあるけれど,火は使えずオーブンレンジがあるだけ。まぁ,いいか。食事は3食とも食堂で食べられるので,どのくらい使うかわからないし。それとネットは別料金と聞いていたけれど,1メガバイトあたり4セントという従量制。いまどきこんなのアリか? ひょっとすると家ではあまり使わず,大学で主に使った方がベターかもしれない。
Udaya さんとコーヒーショップで少し話した後,いろいろ不足しているものを買ったりするために近所のスーパーへ買い物に出かけた。酒屋も何件か見つけて,値段を調べたりしました。ワインはボトルで5~6ドルが底値かな? やっぱり安いね。カスク(紙パック)だともっと安そうでした。
とにもかくにも,24日(土)の夜に成田を発ち,24の深夜に香港で乗り換え,25の昼前にアデレードで乗り換えて,現地時間 25日(日) の 13:00 にメルボルンに到着しました。
空港では,Udaya さんが迎えに来てくれるということだったけれど,入国審査や税関をすませ,荷物を受け取って到着ロビーに出ても姿が見えない。どうしたのかなーと思って,彼の携帯の番号を調べようと PC を立ち上げている間にやっと現れた。僕が出てくるのが遅いので,何かあったかと思い,右往左往していたらしいです。
というわけで,彼の車でアパート(University College)まで送ってもらいました。アパートはキッチン付きの1人用と聞いていたけど,キッチンはシンクはあるけれど,火は使えずオーブンレンジがあるだけ。まぁ,いいか。食事は3食とも食堂で食べられるので,どのくらい使うかわからないし。それとネットは別料金と聞いていたけれど,1メガバイトあたり4セントという従量制。いまどきこんなのアリか? ひょっとすると家ではあまり使わず,大学で主に使った方がベターかもしれない。
Udaya さんとコーヒーショップで少し話した後,いろいろ不足しているものを買ったりするために近所のスーパーへ買い物に出かけた。酒屋も何件か見つけて,値段を調べたりしました。ワインはボトルで5~6ドルが底値かな? やっぱり安いね。カスク(紙パック)だともっと安そうでした。
ビザ
オーストラリアでの在外生活が始まったけれど,最初の3週間余りを浪費してしまった。ビザの発給が遅れたことが原因だけど,まぁ,自分ではどうしようもなかったので,いたしかたあるまい。今回取得したビザは Visiting Academic Visa (Subclass 419) というもの。記録のために申請の流れと提出した書類の一覧をまとめておこうと思います。ひょっとして,偶然このページを見た人の役に立つかもしれないし。
Visiting Academic の審査は 3 段階で行なわれます。
1) スポンサー申請
2) ノミネーション申請
3) 本人のビザ申請
1) と 2) は受入先機関が現地の移民局にすべき申請で,僕の場合,メルボルン大学はすでにスポンサーとしての審査を更新済みであったので,1) は免除。(ちなみに,2009年10月20日に大学のスポンサー審査が受理されていました。)
実は今回手間取ったのが 2) の手続きで,いろいろな原因が考えられるんですが,とりあえず,まずはこの審査のために,自分が大学側に提出した書類を列挙します。
2a) ノミネーション申請書(Form 1378) を大学が作成するうえで必要な個人情報。
たとえば,生年月日,誕生地,住所,電話番号,パスポート番号などなど。
2b) 履歴書(英文)
2c) 業績リスト(英文)
2d) 在職証明書(英文)
2e) 学位取得証明書(英文)
2f) パスポートの認証コピー
2b) 2c) は自分で作れるのでそれをメールで送りましたが,2d) は人事に頼んで作ってもらい,2e) は出身大学(僕の場合は北大)に請求しました。郵送で請求したら,一週間以内にできあがってきました。2f) は国際司法書士事務所で作るって手もあるけれど,僕の場合は,東京のオーストラリア大使館の領事部で作ってもらいました。手数料は2400円で,司法書士に頼むよりもかなり割安。本当は予約が必要みたいだが,予約なしでもすぐ作ってもらえました。
本当は,3) の申請前に 1) 2) が終わっていなければならないんだが,僕の場合,2) と 3) をほぼ同時に動き始めて,実際,自分が大使館に 3) の申請を出した後で,大学が 2) を移民局に申請したので,それが遅れた原因なのかもしれない。でも,そんなことってあるかな?僕が 3) を申請したのが 2月半ば,だけど,受入先で 2) の書類を全部作って移民局に提出したのが 3月初め,移民局から申請を受け付けた(認可ではない)という連絡が来たのが 3 月半ばでした。2) の審査にかかる期間を問い合わせたところ,移民局がどの程度の案件を抱えているかにより,3~6週間かかるとのこと。大使館のホームページによれば,419ビザの審査期間は約 1ヶ月と書かれているが,これは 3) の審査にかかる期間で,2) の審査期間は含まれていない。したがって,申請から 1ヶ月+3~6週間がかかるということになるが,僕がその事実を知ったのは,2) と 3) が動き始めた後だったからしょうがないよなぁ。実際,大学からの正式な invitation letter も1月末まで届かなかったし,どうしようもなかったと言えば,なかったわけだけれど。
さて,話を戻しましょう。1) 2) が終わったら,今度は 3) です。これについては,ビザの申請書(Form 147)と一緒に以下の書類を提出しました。
3a) パスポートのコピー(これは認証コピーでなくてもよかった)
3b) 戸籍謄本の原本
(和文でよいが,誕生から婚姻・出産など全部掲載されているものが必要)
3c) 健康保険証のコピー
3d) 滞在のための財源証明書
3e) 滞在中の活動内容がわかる受入先からの招待状
3f) ノミネーション許可書(上の 2) が認可された証明書)
3a) と 3b) はすぐに提出できました。3c) は日本で加入している健康保険ではなく,以下の条件を満たすものに加入しなければならず,それの証明書ということでした。
- オーストラリアでの病院費用が 100% カバーされるもの
- オーストラリアの病院外での治療費・医療費等が
少なくとも 85% から 100% カバーされるもの
- オーストラリアで活動(就労・研究など)を行う際の活動に見合うもの
このうち,特に2番目と3番目の項目は日本の保険会社だとカバーされないか,不十分なので,やはり現地の保険会社と契約する必要があります。移民局のウェブサイトには,民間の保険会社リストがあって,いろいろ比較検討することができるのですが,あまり時間もなかったし,とりあえず契約することが重要だったので,Medibank Private という会社の Working Visa Health Insurance Cover というのに入りました。ちょっと高い(月々220ドル)けど致し方なし。ちなみに,契約はウェブサイト上で電子的に済ませることができ,証明書は最後に PDF ファイルで交付されるので,それを大使館にメールで転送すれば提出は OK でした。
次に 3d) ですが,これは,銀行の残高証明を英文でとったものと,在外研究員の選定通知書(和文),在外研究員としての出張費用がわかる旅費計算書(和文),それに,在外で派遣中も通常通り給与が支払われるという証明書(和文)を人事で作ってもらい,それを提出しました。3e) は,誰とどういう研究をするために invite されたのか,また,滞在中,受入先から給与などを受け取らないということが明記された招待状が必要ということで,受入先に書いてもらうよう頼んで作ってもらいました。
最後に一番時間のかかった 3f) ですが,4/21 の午後 3 時ころ,メルボルン大学の人事担当者からノミネーション許可書がメールで送られてきて,それをすぐに東京の大使館に転送しました。そうしたら,約1時間後にビザが発給されました。最後は電光石火だったね。ちなみに,以前はオーストラリアのビザはパスポートにビザシールを貼る形式だったけれど,Visiting Academic も今は電子ビザになって,シールは廃止されたらしいです。その代わりビザ番号が非常に重要になるというわけ。
というわけで,非常に大変だった今回のビザ申請。いろいろ遅れた原因は,メルボルン大学側の担当者が途中で変わったり,間違った情報が僕のところに入ってきたり,4月に入ってからはイースター休暇が入ったりと,不可避な状況が重なったことにも起因するのですが,まぁ,とにかく認可が下りて,今なんとかここメルボルンに来ているわけです。
ま,いい経験ではあったね。日本人の場合,在外なんて一生に一度だろうから,この経験が今後に生きることはそうそうないとは思うけどね。このブログを読むことはよもやないとは思うけれど,オーストラリア大使館の小林さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
この後は,出発からメルボルン到着までのドキュメントをつづろうと思います。
Visiting Academic の審査は 3 段階で行なわれます。
1) スポンサー申請
2) ノミネーション申請
3) 本人のビザ申請
1) と 2) は受入先機関が現地の移民局にすべき申請で,僕の場合,メルボルン大学はすでにスポンサーとしての審査を更新済みであったので,1) は免除。(ちなみに,2009年10月20日に大学のスポンサー審査が受理されていました。)
実は今回手間取ったのが 2) の手続きで,いろいろな原因が考えられるんですが,とりあえず,まずはこの審査のために,自分が大学側に提出した書類を列挙します。
2a) ノミネーション申請書(Form 1378) を大学が作成するうえで必要な個人情報。
たとえば,生年月日,誕生地,住所,電話番号,パスポート番号などなど。
2b) 履歴書(英文)
2c) 業績リスト(英文)
2d) 在職証明書(英文)
2e) 学位取得証明書(英文)
2f) パスポートの認証コピー
2b) 2c) は自分で作れるのでそれをメールで送りましたが,2d) は人事に頼んで作ってもらい,2e) は出身大学(僕の場合は北大)に請求しました。郵送で請求したら,一週間以内にできあがってきました。2f) は国際司法書士事務所で作るって手もあるけれど,僕の場合は,東京のオーストラリア大使館の領事部で作ってもらいました。手数料は2400円で,司法書士に頼むよりもかなり割安。本当は予約が必要みたいだが,予約なしでもすぐ作ってもらえました。
本当は,3) の申請前に 1) 2) が終わっていなければならないんだが,僕の場合,2) と 3) をほぼ同時に動き始めて,実際,自分が大使館に 3) の申請を出した後で,大学が 2) を移民局に申請したので,それが遅れた原因なのかもしれない。でも,そんなことってあるかな?僕が 3) を申請したのが 2月半ば,だけど,受入先で 2) の書類を全部作って移民局に提出したのが 3月初め,移民局から申請を受け付けた(認可ではない)という連絡が来たのが 3 月半ばでした。2) の審査にかかる期間を問い合わせたところ,移民局がどの程度の案件を抱えているかにより,3~6週間かかるとのこと。大使館のホームページによれば,419ビザの審査期間は約 1ヶ月と書かれているが,これは 3) の審査にかかる期間で,2) の審査期間は含まれていない。したがって,申請から 1ヶ月+3~6週間がかかるということになるが,僕がその事実を知ったのは,2) と 3) が動き始めた後だったからしょうがないよなぁ。実際,大学からの正式な invitation letter も1月末まで届かなかったし,どうしようもなかったと言えば,なかったわけだけれど。
さて,話を戻しましょう。1) 2) が終わったら,今度は 3) です。これについては,ビザの申請書(Form 147)と一緒に以下の書類を提出しました。
3a) パスポートのコピー(これは認証コピーでなくてもよかった)
3b) 戸籍謄本の原本
(和文でよいが,誕生から婚姻・出産など全部掲載されているものが必要)
3c) 健康保険証のコピー
3d) 滞在のための財源証明書
3e) 滞在中の活動内容がわかる受入先からの招待状
3f) ノミネーション許可書(上の 2) が認可された証明書)
3a) と 3b) はすぐに提出できました。3c) は日本で加入している健康保険ではなく,以下の条件を満たすものに加入しなければならず,それの証明書ということでした。
- オーストラリアでの病院費用が 100% カバーされるもの
- オーストラリアの病院外での治療費・医療費等が
少なくとも 85% から 100% カバーされるもの
- オーストラリアで活動(就労・研究など)を行う際の活動に見合うもの
このうち,特に2番目と3番目の項目は日本の保険会社だとカバーされないか,不十分なので,やはり現地の保険会社と契約する必要があります。移民局のウェブサイトには,民間の保険会社リストがあって,いろいろ比較検討することができるのですが,あまり時間もなかったし,とりあえず契約することが重要だったので,Medibank Private という会社の Working Visa Health Insurance Cover というのに入りました。ちょっと高い(月々220ドル)けど致し方なし。ちなみに,契約はウェブサイト上で電子的に済ませることができ,証明書は最後に PDF ファイルで交付されるので,それを大使館にメールで転送すれば提出は OK でした。
次に 3d) ですが,これは,銀行の残高証明を英文でとったものと,在外研究員の選定通知書(和文),在外研究員としての出張費用がわかる旅費計算書(和文),それに,在外で派遣中も通常通り給与が支払われるという証明書(和文)を人事で作ってもらい,それを提出しました。3e) は,誰とどういう研究をするために invite されたのか,また,滞在中,受入先から給与などを受け取らないということが明記された招待状が必要ということで,受入先に書いてもらうよう頼んで作ってもらいました。
最後に一番時間のかかった 3f) ですが,4/21 の午後 3 時ころ,メルボルン大学の人事担当者からノミネーション許可書がメールで送られてきて,それをすぐに東京の大使館に転送しました。そうしたら,約1時間後にビザが発給されました。最後は電光石火だったね。ちなみに,以前はオーストラリアのビザはパスポートにビザシールを貼る形式だったけれど,Visiting Academic も今は電子ビザになって,シールは廃止されたらしいです。その代わりビザ番号が非常に重要になるというわけ。
というわけで,非常に大変だった今回のビザ申請。いろいろ遅れた原因は,メルボルン大学側の担当者が途中で変わったり,間違った情報が僕のところに入ってきたり,4月に入ってからはイースター休暇が入ったりと,不可避な状況が重なったことにも起因するのですが,まぁ,とにかく認可が下りて,今なんとかここメルボルンに来ているわけです。
ま,いい経験ではあったね。日本人の場合,在外なんて一生に一度だろうから,この経験が今後に生きることはそうそうないとは思うけどね。このブログを読むことはよもやないとは思うけれど,オーストラリア大使館の小林さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
この後は,出発からメルボルン到着までのドキュメントをつづろうと思います。
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