2010年10月10日日曜日

Brighton ~ St. Kilda

今日は,午前中,North Brighton というところにある映画館で行なわれたジェームズ・アイボリーの新作映画 "The City of Your Final Destination" の試写会に行ってきました。出演はアンソニー・ホプキンス,ローラ・リニー,シャルロット・ゲンズブール,真田広之など。メルボルン国際映画祭のメンバーになったので,年間にこういう試写会が何回かある。会員資格は 1 年みたいだから,来年 3 月まで,まだまだ楽しめそうです。今日の作品の方は…,まぁ,まずまずですかね? 自分から見に行こう,というタイプの作品ではないけれど,佳作だとは思います。でも,真田広之っていい役者になったね。「ラスト、コーション」なんかでもアクの強い役を演じてたし。

映画館に入る前はどんより曇っていたんだけれど,映画を観終わって外に出たら,カンカン照り。本格的にメルボルンにも春の到来ですね。そのまま帰ろうかと思っていたけど,昨日に引き続き,「もったいない」ので散歩。

多分,西に歩くと海岸線に出るだろうという確信の下に,映画館から西へ西へひたすら歩くと,確かに海に出ました。そのまま海岸線沿いに北上すると,ビーチが見えてきた。Elwood Beach という辺りらしい。


ひょっとすると,このまま北上すると St. Kilda 辺りまで出られるよね? という何となく抱いていた土地勘のみを頼りに地図もない散歩をしました。潮風が気持ち良かった。真夏よりもこのくらいの季節の方が気持ちいいかもね。途中,昼食をテイクアウトしたりして歩くこと約 1 時間半。セントキルダビーチに到着。ここは地元民と観光客でいっぱいで Elwood とはエライ違い。ここのビーチからはシティのビル群もかなり近くに見えるんですが,今日は無理せずに,ここからトラムに乗ってシティに戻ってきました。

いやぁ,でも,この週末は 2 日とも天気が良くてリフレッシュできました。東京は昨日は天気悪かったみたいですね。ウチの下の小坊主の運動会も延期になったらしいし…

2010年10月6日水曜日

最近の僕の仕事。
  • 発表用のスライド作り(ほぼ終了)
  • 投稿用の論文執筆とここでの共同研究に関すること
  • 「情報理論」の教科書執筆
この辺りを並列で進めている。意外と今,時間と手間がかかっているのが,最後のやつ。

高専生向けの「情報理論」の教科書を去年くらいから出版用に書き進めている。ほぼ出来上がっていてきているのだが,今,演習問題の解答を作っている。全部で 15 章ある各章に10問前後の演習問題を作ったのはいいのだが,やっぱり解答を作んなくちゃね,というわけ。

演習問題は「A. 基本問題」「B. チャレンジ問題」「C. 実践問題」の 3 レベルに分かれていて,A. は授業を受けるどの学生でもクリアすべき問題で,頭をヒネるというよりは,手を動かすことが多いような問題。B. は証明問題や,少し深い考察を与えるような問題。C. はデータ分析やプログラミングといった演習に近い問題になっていて,学生の能力や学ぶ深さに合わせてクラス分けしてある。A. は単位修得のための最低限度の到達レベル。B. と C. はさらに学びたい学生を伸ばすための問題になっている。

この解答作りが結構,手間がかかる。特に A. の解答を作るのが結構大変だったりする。B. は出題したこっちにとってはほぼ自明なことが多いので,文章にさえ気を配ればすぐに原稿化できるし,C. は任意性があって解答があってないようなものなので,解答は省略する方向で作業を進めている。ところが A. は上でも書いたとおり,手を動かせるための問題なので,大変。計算機を使えば楽にでいる部分もあるけれど,意地悪く,わざと面倒な問題を作ったものもあるので,解答作りもひと手間かかってしまう。問題作ったときはそこまで考えてなかったよ。

下に大学院生でもいればなぁ,バイトさせるところだが,こちとらそんな身分じゃないし,カネもないもんで,自力…。しかも異国の地でシコシコと鉛筆を走らせる日々…

もっと生産的なことに時間を使わねばと思っているんだけれどね…

2010年10月4日月曜日

オージーサイズ

昨日,書くのを忘れてたことを書くのだが…昨日の呑み会のためにマーケットで買ってきたアスパラ…超巨大だった。


おわかりいただけるだろうか,この巨大さ。右のが日本でも大ぶりだなぁ,と思えるくらいのサイズ。ただ,これだけでかくても,スジっぽくないし,みずみずしくて美味かった!!

2010年10月3日日曜日

呑み会

今日は同じアパートに住む松元先生一家と僕の部屋で呑み会をやりました。

僕の部屋には対面式キッチンがありますゆえ,奥様にも楽しんでいただけたかと…

ただ,この部屋も,あと一週間の命なんだよなぁ。来週の火曜日には部屋を明け渡して約 1 ヶ月の旅に出るわけで… (純か!?)

いや,でもマーケットなんかで買い物をして,地元の美味い酒なんかを呑んで,楽しい時間を過ごしました。ありがとうございます。

2010年10月2日土曜日

夏が来る

今日は快晴で最高気温も 20 度を超えました。明日も同じような天気だそうです。やっと,メルボルンにも春が来た感じです。

で,時計の上でも明日からは夏。

今夜の午前 2 時からサマータイムになるそうですよ。

その 2 時ってどっちなんですかね? 旧午前 2 時になった時点から,3 時にすれ(←北海道弁)ってことだよね? 旧午前 1 時を 2 時に読み変えれ(←これも)ってことじゃないよね? 午前 1 時 59 分までは今のままで,2 時になった時に,ぐるっともう 1 回転させれ(←そろそろコツが飲み込めて来ましたかぁ? これもですよぉ)ってことだよね??

ま,その時に起きててそのタイミングで時計合わせるわけじゃないからいいけどさ。

忘れないように,今晩のうちに時計進めとかないばなんないな。

以上,北海道弁講座。
今日は「命令文」でした。

2010年10月1日金曜日

Birds of Tokyo

今夜は,Birds of Tokyo のライヴを見に,メルボルンの Festival Hall へ行ってきた。Birds of Tokyo というのはオーストラリアのパース出身のバンドで,今年 3 枚目のオリジナルアルバムをリリース。このアルバムを買ってすごく気に入ったので,前 2 作もさかのぼって聞いてみた。カテゴリーとしてはオルタナってことになっているが,結構美しいメロディラインを高音のヴォーカルが歌い上げる感じで,マイナーコードの曲に佳曲が多いのも僕の琴線に触れたのかもしれない。2 作目までは結構ラウドな曲も多いんだが,最新作は初のメジャーリリースということもあり,よりポピュラリティを獲得するであろう出来になっていると思う。古いファンにはそのことについて賛否もあるのかもしれないけれど,なんだかんだ言ってもこの最新作(タイトルはモロに "Birds of Tokyo")は,これまでのところ彼らの最高傑作だと僕は思う。捨て曲ないもん。


今回のライヴツアーは,Silversun Pickups と一緒に回っているってことで,まず,19:00 から The Chemist とかいうオーストラリアのインディバンドがオープニングアクト,その後 20:00 から Silversun Pickups が 1 時間弱やって,21:00 過ぎに本命の Birds of Tokyo の登場となった。

ちょっと待て,Silversun Pickups ってのはちょっと聞いたことがあると思って調べてみたら,日本じゃ国内盤も出てるバンドじゃん。一方の BoT は日本じゃほぼ無名。日本人的にはこの順序は逆なんじゃ…と思うが,ここはオーストラリアだしぃ。まぁ,いいでしょ。ちなみに,最初の The Chemist はヴォーカルが今イチで全然ノレなかったが,Silversun Pickups は初めて聞いたけどいいね。昔の Smashing Pumpkins を思わせる感じ。ベーシストが女性なのも似てる。

で,今回の主役,Birds of Tokyo ですが,いやぁ,良かったね。アグレッシヴな曲はもちろんだけど,CD で聞いてメロディアスでおとなしめだと思った曲でも,ライヴだと違うな。やっぱりメジャーレーベルでのレコーディングってのはそれなりに足枷になるのか?? ライヴはそんなしがらみがないから,演奏もパワフルだった。新旧とりまぜて 20 曲弱,約 1 時間半のステージ。MC はほとんどなく,実直に演奏し続ける感じのステージもまた良し。こういうライヴは久々だったから楽しかったね。ただ,席が悪かったのか,周りのオージーのノリは控えめだったけどね :-P

しかし,このバンド,日本にも紹介されてしかるべきだと思うんだが…我が国のバイヤーの皆さん,いかがでしょうか??

追伸:関係ないけど,東京都の鳥は「ユリカモメ」ですよ。