今夜は,Birds of Tokyo のライヴを見に,メルボルンの Festival Hall へ行ってきた。Birds of Tokyo というのはオーストラリアのパース出身のバンドで,今年 3 枚目のオリジナルアルバムをリリース。このアルバムを買ってすごく気に入ったので,前 2 作もさかのぼって聞いてみた。カテゴリーとしてはオルタナってことになっているが,結構美しいメロディラインを高音のヴォーカルが歌い上げる感じで,マイナーコードの曲に佳曲が多いのも僕の琴線に触れたのかもしれない。2 作目までは結構ラウドな曲も多いんだが,最新作は初のメジャーリリースということもあり,よりポピュラリティを獲得するであろう出来になっていると思う。古いファンにはそのことについて賛否もあるのかもしれないけれど,なんだかんだ言ってもこの最新作(タイトルはモロに "Birds of Tokyo")は,これまでのところ彼らの最高傑作だと僕は思う。捨て曲ないもん。
今回のライヴツアーは,Silversun Pickups と一緒に回っているってことで,まず,19:00 から The Chemist とかいうオーストラリアのインディバンドがオープニングアクト,その後 20:00 から Silversun Pickups が 1 時間弱やって,21:00 過ぎに本命の Birds of Tokyo の登場となった。
ちょっと待て,Silversun Pickups ってのはちょっと聞いたことがあると思って調べてみたら,日本じゃ国内盤も出てるバンドじゃん。一方の BoT は日本じゃほぼ無名。日本人的にはこの順序は逆なんじゃ…と思うが,ここはオーストラリアだしぃ。まぁ,いいでしょ。ちなみに,最初の The Chemist はヴォーカルが今イチで全然ノレなかったが,Silversun Pickups は初めて聞いたけどいいね。昔の Smashing Pumpkins を思わせる感じ。ベーシストが女性なのも似てる。
で,今回の主役,Birds of Tokyo ですが,いやぁ,良かったね。アグレッシヴな曲はもちろんだけど,CD で聞いてメロディアスでおとなしめだと思った曲でも,ライヴだと違うな。やっぱりメジャーレーベルでのレコーディングってのはそれなりに足枷になるのか?? ライヴはそんなしがらみがないから,演奏もパワフルだった。新旧とりまぜて 20 曲弱,約 1 時間半のステージ。MC はほとんどなく,実直に演奏し続ける感じのステージもまた良し。こういうライヴは久々だったから楽しかったね。ただ,席が悪かったのか,周りのオージーのノリは控えめだったけどね :-P
しかし,このバンド,日本にも紹介されてしかるべきだと思うんだが…我が国のバイヤーの皆さん,いかがでしょうか??
追伸:関係ないけど,東京都の鳥は「ユリカモメ」ですよ。
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