2011年2月24日木曜日

オスカル!

タイトルから違うの予想した人がいるかもしれない。

さて,オーストラリアの東時間では来週月曜日の正午から行なわれる第83回アカデミー賞授賞式。日本では WOWOW あたりが独占生中継だと思うが,オーストラリアは地上波の無料局 Nine がロスから生中継。

作品賞候補 10 本のうち,日本ではこれから公開されるものも多いんだろうが,オーストラリアではすべて公開済みで,僕も 10 本中,7 本を観ている。観ていない 3 本は "Toy Story 3", "Kids Are Alright", "Winter's Bone" だが,トイストーリーはオッサン一人で観るもんじゃないし,残りの 2 本は何か肌に合わなそうだったので未見。

というわけで,残りの 7 本について,僕が好きな順に並べてみる。(ちなみに作品名のリンクをクリックすると僕のブログエントリに飛べます,飛べます。)
  1. ザ・ファイター
  2. ブラック・スワン
  3. 英国王のスピーチ
  4. トゥルー・グリット
  5. 127時間
  6. ソーシャル・ネットワーク
  7. インセプション
1位の『ザ・ファイター』はダントツ。2位の『ブラックスワン』と3位の『英国王のスピーチ』はその日の気分によって順序が変わるかも。4位以降もはっきりとした順番は付けづらい。別に「インセプション」が面白くなかったというわけではなく,本当に良作が多かったと思う。

いや,『ザ・ファイター』はブログでも書いたが,本当に面白かった。作品賞を獲ることは恐らくないと思うけど,スポーツ映画としても楽しめるし,実話とは思えないほど,エキセントリックで笑える。クリスチャン・ベイルの助演男優賞受賞は間違いない。

『ブラックスワン』は,ダーレン・アロノフスキーが自分の世界観を失わずに美しいサイコスリラーとしてまとめた感があるけれど,この手の作品が受賞するのは難しいと思う。

となると,下馬評通り,やっぱり『英国王のスピーチ』なのかねぇ。この作品はすごくいい作品だとは思うけれど,今ひとつ押しが弱い気もするのよね。まぁ,でも,このくらいが作品賞として収まりがいいのかもしれない。

『ソーシャル・ネットワーク』の評判も高いようだけれど,もし,受賞したとして,5 年くらい経ってから振り返った時に「なんであれが獲ったのかねぇ」なんて思うんじゃないかって気もする。

いずれにしても,今年はいい作品が揃って,なかなか面白くなりそうだ。

ちなみにオーストラリアでは,助演女優賞に "Animal Kingdom" のジャッキー・ウィーバーがノミネートされているんだが,本命のメリッサ・レオ(ザ・ファイター)にオッズで 40 倍近い差を付けられているとかで,ちょっと厳しそうだ。実は『ザ・ファイター』が一番面白かったと思う僕でも,演技という意味ではメリッサ・レオよりもジャッキー・ウィーバーの迫力の方が勝っていたと思うだけに,ダークホースの大逆転を期待したいけれど…

さてさて,どうなりますことやら。

追伸: しかし,"Animal Kingdom" が日本公開されそうな気配は全くないな。何度も書くようだが,こんな傑作が DVD スルーとはホントにもったいない!! 頼むから DVD くらいはリリースしてよ!!

0 件のコメント:

コメントを投稿