2010年7月26日月曜日

重たいついでに…

映画を見た後,劇場から 1 ブロックのパブ Young & Jackson でビールを一杯飲んで帰ることにしました。目当ては期間限定の Young & Jackson's オリジナルの chocolate stout。前に呑もうと思ったら,品切れでありつけなかったので再チャレンジというわけ。すいませんねぇ,期間限定とかに弱いのよぉ。

カウンターで注文すると,お姉さんが「このビール初めて?」って聞く。初めてだと答えると「これはホントにいい,他のとは全然違う (distinctive)」とのこと。


どれどれ。照明のせいもあるけれど,色はご覧の通り,向こう側が見通せないくらいの漆黒です。グラスに鼻を近づけると,香ばしいチョコレートに似た香りが。別に原料にチョコを使っているのではなく,深煎りしたモルトの香ばしさと甘さが入り交じった香りが漂ってくる。この時点で期待感大。口に含むと,香りから予想されるような甘さは全くなく,強い酸味と苦みが支配的。確かに複雑で独特なテイスト。酸味は徐々に引いていくけれど,強い苦みは,喉の奥に最後まで余韻として残る。後味までしっかり苦い。これはいいねぇ。αエンドルフィンが分泌されて,また試したくなる。抗いがたい魅力があるね。日本でいうと,サンクトガーレンのインペリアルチョコレートスタウトに少し近いかも知れません。あれも僕のお気に入り。

映画に負けず劣らず,重たくて印象的なスタウト。長く残る余韻を引きずったまま,トラムに乗りました。

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