2010年6月24日木曜日

責任論

ネイチャーの誌上で,世界の科学研究者を対象にした待遇の満足度調査結果とやらが発表されたそうです。トップがデンマークで,日本はインド,中国に次いで下から 3 番目だそうですよ。やっぱり,みなさん不満なのね。まぁ,確かにこうして国の外に出てみると実感するところもありますね。こっちの研究者だって授業やペーパーワークは確かにしているけれど,日本と違うなぁと漠然と感じるのは,やったことに対するreward がきちんと与えられる,というか,そこをキチッと尊重してくれる,というところでしょうか。まぁ,権利とかプライバシーとかいったものがキチンと確立しているってことかもしれない。

日本にいると訳がわからんうちにボランティア的な事務仕事がどんどんかさんで身動きが取れなくなるようなところがありますからね。アメとムチどころか,ムチムチだもんね(違う意味にとるなよ)。研究者といってもまるで奴隷みたいな扱い。まぁ,逆にアメアメだと八代亜紀みたいで困るわけですが (??)。

まぁ,でも僕の場合は,今,授業とか雑用とか,そういう義務から少なくとも 1 年間は解放されているから,何も言う権利はないかもしれないけどね。ある意味,reward を先にもらったようなもので,ここで何もアウトプットがなかったら,それこそ何言われるかわからんからな。責任を果たさなくちゃいかんというか。なんかちょっと,身がひきしまる思いです(ホントだぞ)。

話は変わって,ワールドカップ。オーストラリアは姿を消し,ガーナがベスト 16 に進みました。アフリカは開催国の南アを含めて 6 ヶ国がエントリーしたのに,既に 4 ヶ国が脱落。もう一つのコートジボワールも厳しいから,おそらく抜けるのはガーナ 1 ヶ国でしょう。一方のアジアは韓国が残ったものの,オーストラリアと北朝鮮の敗退が決まり,4 ヶ国中,1 ヶ国になるか 2 ヶ国になるかは,明日未明の日本にかかっている。こっちの新聞の論調なんかを見ると,「強いアフリカ」は幻想だったというような話も出ていて,アフリカやアジアの出場枠を削減しようなんて話にもなりかねない。その意味では,日本が残るかどうかは現状の出場枠 4.5 をキープできるかどうかの瀬戸際なのかもしれませんね。その意味じゃ,ある意味責任が重いのかも。

まぁ,16 強に残るだけじゃなく,そこで勝てるかどうかも問題で,アジアとアフリカが 1 ヶ国もベスト 8 に残らなければ,出場枠削減論は根強く残るかもしれないけどね。

ううむ。責任論でうまく話をまとめようとしたが,今イチうまくいかなかったな。

そういえば,reward の話に戻るけれど,僕の 1 年間の旅費が明日やっと振り込まれるそうです。やっと借金(というか持ち出し)生活からも解放です。改めて,襟を正さねばね。

…というわけで,半ば強引にシメ。

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